時給換算して気づいた事
りすまるはしがない個人事業主として一店舗を構えています。
台風14号が日本列島を縦断した日、世の中はシルバーウィークの真っ只中
りすまるは閑散とした店内に一人ぽつんと佇んでいました。
お金を稼げない日というのは働いたとは言えないけれど、
店にいるのですから休んだとも言えない、自営業あるあるの宙ぶらりんな一日を過ごしました。
時給換算をしてはいけない
りすまるの仕事にかかる1ヶ月あたりの固定費を日換算するとおよそ5000円になります。
店にいる時間はだいたい8時間、ある日の稼ぎを時給換算すると・・・わずか500円。
皆がお休みなのに仕事に出て、時給ワンコインとは厳しい現実に凹みます。
まあ、実際には実働時間が2時間弱でラクチンでしたし、
ただ店にいた時間にも時給を与えたらという仮定の話ですけれど。
各都道府県の最低賃金を超える最低っぷり
厚生労働省の出している「令和4年度地域別最低賃金答申状況」を掲載しますと、
令和4年10月から全国で最も低い最低賃金は853円であるとわかります。
りすまるの500円は、日本の最低賃金のはるか下を行くレベルでした。
時給500円とはいつの時代ぞ
厚生労働省の「地域別最低賃金に関するデータ」より過去の賃金推移を見てみると、
全国的に時給が500円以上になるのは平成4年からだとわかります。
りすまるのある日の時給は、平成一桁のころと同等レベルでした。
しかし、調べてみると賃金というのはここ数十年の間に随分上がったんですね。
昭和53年なんて300円くらいが普通だったなんて驚きです。
対して正規雇用者の年収はだんだんと下がっていっているわけですから、
日本は正規と非正規の賃金が近づいていき、
労働者階級においては中間層が欠落して総貧乏社会に突入するという噂は、
あながち暴論ではないのだとわかりました。
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