記念株主優待とは太っ腹ダネ
最近は株主優待の廃止が加速しているように感じます。
りすまる含め、優待乞食には辛いご時世になりつつあります。
そんななか、持ち株のなかに記念配当ならぬ、
記念株主優待を実施する勇敢な企業が現れました。
記念とついているからには永続ではありませんが、
それでもうれしい計らいです。
ですが、すこし心配な点もあったりするのです。
ジェイグループホールディングス
今回記念株主優待を発表したのはジェイグループホールディングスです。
普段頂ける株主優待は、
2月末8月末の年2回に食事券を進呈
100株 食事券1000円×2
200株 食事券1000円×4
600株 食事券1000円×8
1000株 食事券1000円×12
それに加えて、2022年の2月末と8月末は追加あり
100~200株 食事券1000円
600~900株 食事券2000円
1000株~ 食事券3000円
りすまるは200株保有しているので、
いつもは8000円分なのですが、
今年は、合計10000円分の食事券を頂けます。
2月末分は、5月下旬発送で、有効期限は6月1日から翌年5月31日まで
8月末分は、10月下旬発送で、有効期限は11月1日から翌年10月31日まで
有効期限が長く1年なので、
2回分をためて豪勢に使えるところが気に入っています。
継続前提に重要事象あり?
ジェイグループホールディングスの優待は良いと思います。
ただし、この企業には心配な点があります。
証券会社の企業紹介を見ると、
継続前提に重要事象ありと記載があるのです。
用語については証券用語解説集を要約しますと、
『企業が将来にわたって無期限に事業を継続することができるかに
重要な疑念を抱かせる事象または状況が存在している場合に、
当該事象または状況を解消し、または改善するための対応をしても
なお継続企業の前提に重要な不確実性が認められるときに、
財務諸表において、「継続企業の前提に関する注記」を行うこと』
となっています。
ジェイグループホールディングスが発表している
最新の2022年2月期決算短信を読むと以下の通り書いてあります。
『当社グループは、新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策に伴う
休業・営業時間短縮の影響により、前連結会計年度と当連結会計年度において営業損失、
経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。
これにより、金融機関と締結した金銭消費貸借契約における財務制限条項に抵触しており、
当該財務制限条項が適用された場合、資金繰りに影響が生じ、
継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在しております。
しかしながら、事業面においては、当社グループにおける収益力向上のための施策を
実施することにより収益を確保していくとともに、
売上原価や人員配置等の見直しや業務効率化等による人件費や
業務委託費のコスト削減に注力し、早期に経常利益を計上し、
当該重要事象等が早期に解消されるよう取組んでまいります。
また、手元資金も十分確保しており、
当面の資金状況は安定的に推移する見通しであります。
財務制限条項に抵触しましたが、
借入先の金融機関に期限の利益喪失に関わる事項を適用することなく、
当該契約を継続するように申し入れております。
以上の事から、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。』
つまり、企業としては「継続前提に重要事象ありという状態ではない」
と言っているのだと理解しました。
証券会社と企業で記載内容が違うようなので混乱してしまいます。
りすまるは会社の発表側を信じて保有を継続する予定ですが、
リスクの監視は怠らないようにしようと思います。
追記:優待届きました
6月1日に株主優待が届きました。
記念優待で1000円増しの計5000円優待券
何を食べに行こうか今から楽しみです。
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